チャイナ・ウエムラ =決勝戦&表彰式=

    アダムと空港へタローを迎えに行くところで、 月末だったことに気付き、私は家に残って支払い作業。     決勝は2時15分からなので、ギリギリでも1時間半前には家を出発したい。 なのに全く帰ってくる様子のないアダムとタロー・・・     電話をすると「あとちょっとで着く!」というものの、さらに30分経過・・・ 男って、やっぱりこんなもの・・・     既に1時を回り、そろそろキレるか・・・と思う頃に二人が帰ってきた。 そしてタローは既に酔っ払っている・・・     やっぱり男だけになると、こうなるか・・・     怒りを察知していた二人は、両手いっぱいにお土産を持って帰ってきたので、 怒りを爆発させることなく、急いでビーチへ向かった。     お騒がせタローは早速個人売買でサーフボードを買いたいというので、急いでるなかアポをアレンジ。 そんなことをしていたら既にヒート30分前・・・     ようやくビーチへ到着し、結果はどうだったかな?と思い、ヒート表を見てみると、 一番上に名前があった!     1位通過♥ しかも次は大好きな幸運の「赤」!     スコアシートを見せてもらうと、点数の差がかなり大きく、 ということは、セットの波はいまいちだったのかな!?         のんびりしていたら、ビーチマーシャルから「早く用意して、パドルアウトしたら?」と言われ、 時計を見たら、既にヒート開始10分前・・・     急いでパドルアウトすると、次々といい波がくる。     しかもセットに何本波が入っている?と驚くくらい波が続き、     全員波に乗っても、まだまだ波が続けていた。       見る限り10分間は波が入りっぱなし。 しかもエメラルドグリーンの本当に美しいクイーンズの波!     こんなの見たことない!と鳥肌が立ち、 美し過ぎて、ぞくぞく感が止まらない。     そんなセットを見ていたら、大好きだったメルおじさんを思い出した。     そして私達の決勝戦が開始。     あまりにの美しさにサーファー心がくすぐられ、 保守的なコンテストサーフィンはやめ、 「Do or Die!」(一か八か)の思いっきりサーフィンをすることにした。     私のコーチだったベン・アイパはよくこう言っていた。     「1位以下は、来年には誰も覚えていない。 2位以下は全て同じ結果。 だから決勝では『Do or Die!』、思いっきりサーフィンしなさい。」     このヒートは写真がないけれど、私のヒートではセットがあまり入らないと予想し、私がやったことは、     1本目: またレフト     2本目; セットではないけれど、とてもいい波をキャッチ。いちばんクリティカルなセクションでハングテンしたものの、しっかりはまり過ぎ板が抜けず、白波の上にレイバック。しばらく背中ごと引きずられ、リカバリーを図るものの、起き上がれず・・・     3本目: またいい波をキャッチしたものの、ドロップインされる・・・なかなかどいてくれないので、小さめのラウンドハウスカットバック。戻ってもまだどいてくれていないので、またまた小さめのラウンドハウスカットバック。やっとどいてくれたけれどももう波は終わり気味なので、急いでノーズ。長く決めたものの、小さすぎるセクションで意味なさそう・・・     他の選手達はセットをしっかり乗っていて、いいなぁ・・・あの波・・・と思いながら眺めていた。     ヒート終了間際にいい波が入るものの、既に乗ってきている。 レフトに行けるけれど得点につなげたいので、賭けで裏の波を待つもののハズレ、波なし・・・     ヒート終了・・・     あー・・・・終わったってしまたぁぁぁぁぁ・・・  Do or Dieで、I died….    ビリだよ!ビリ!と心で思いながらパドルイン。     今回はセット待てば良かったなぁ・・・と思っていると、 アダムが「Good job♥」 … 続きを読む チャイナ・ウエムラ =決勝戦&表彰式=